建通新聞社
2012/11/14
【大阪】大阪府 小水力発電など実証実験実施事業者を募集 水みらいセンターなどで
大阪府は、水みらいセンターなど府有施設を利用した「都市インフラ活用型技術実証実験実施事業者」を募集する。水の落差を利用した小水力発電などを実験するもの。12月10日まで応募を受け付け、12月中旬に実施予定事業者を決定。決定した事業者は、12月下旬に実証実験設備を設置・施工。2013年1月初旬から実証実験を開始し、12月末に実験を終了する。府は、これらの実験結果を参考に、小規模発電などの本格展開を図る。
21日に咲洲庁舎で説明会を開催(申し込みは16日まで)。担当は商工労働部新エネルギー産業課環境技術産業グループ。
実験に必要な地盤調査、計測機器類・工作物などの設置、原状復旧は事業実施者の負担。応募要件は、府内に事務所を有する単体またはJV。
実証実験の対象施設は次の通り(@実証事業A実証対象)。
▽北部水みらいセンター(忠岡町新浜3)=@小水力施設A処理水路の活用、落差約2b、平均処理水量13万1000立方b/日
▽中部水みらいセンター(貝塚市二色南町6)=@小水力施設A処理水路の活用、落差約1b、平均処理水量5万6000立方b/日
▽南部水みらいセンター(泉南市りんくう南浜1)=@小水力施設A処理水路の活用、落差約3b、平均処理水量2万立方b/日
▽箕面川ダム(箕面市栗生間谷)=@小水力施設A放流管出口 開水路部分、平均流速0・1立方b/S
▽天野川トンネル(交野市私市)=@小水力施設A落差の活用、天野川トンネル出口(15b)、沈砂池えん堤(6b)
▽牛滝川・いよやかの郷(岸和田市大沢町)=@小水力施設A落差の活用(牛滝砂防ダム)、落差約9・9b
▽国道423号(吹田市江坂町3)=@歩道・トンネル照明灯A長さ63b、40灯程度