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建通新聞社四国
2012/11/13

【高知】木屋ヶ内バイパス 大日本コンで1号橋設計

高知県須崎土木事務所四万十町事務所は、整備を進めている四万十町の国道439号木屋ヶ内バイパス第2工区のうち、1号橋の橋梁詳細設計を大日本コンサルタント(高知市)に委託した。納期は2013年3月25日まで。また2号橋の上部工は、一般競争入札するため12月5日に開札する。
 現道は幅員が狭く、大型車両の対向が困難であるため、現道より梼原川を挟んで対岸に新たにバイパスを整備するもので、全体の計画延長は980b、幅員は8〜10b、規格は第3種第3級を予定している。
 今回、設計に着手する1号橋は、橋長156・5b、幅員8・5bの鋼2径間連続非合成箱桁橋。下部工はA1橋台が逆T式橋台、A2橋台が門型ラーメン式橋台、P1橋脚が張出式橋脚。基礎工はA1橋台が直接基礎、A2橋台が深礎式基礎、P1橋脚がケーソン基礎を想定している。規模や構造の詳細を決定した後、施工区間が国からの重要文化的景観に指定されていることから、形態について国と最終調整を図る。なお、1号橋の工事は、14年度以降に進めるトンネル工事などが完了した後に着手する予定。
 先行して整備を進めている2号橋は、橋長113bで、構造は上部工が鋼製箱桁、すでに施工済みの下部工が逆T式橋台2基と小型型橋脚1基。工期は14年3月25日までを予定しており、工事費は12〜13年度の2カ年の債務負担行為で3億円を設定している。
 14年度からは、両橋梁間にあるトンネル本体工などを進める予定。トンネルの規模は延長268b、全幅9・25b(うち車道部6b、歩道部1・5b、路肩1bなど)を想定している。詳細設計はオリエンタルコンサルタンツ(高知市)が担当した。