伊賀市は、「河合小学校仮設校舎新築工事実施設計」に着手した。新設校舎に先立ち、仮設校舎を建設するための設計。当初の計画では、2013年度当初から建設し、以後、既設校舎の解体、新設校舎建設のスケジュールとしているが、予算配分に応じて対応する。設計は、白鳳建築設計事務所(伊賀市)が担当。設計工期は13年1月31日。新設校舎については、別途発注で進めている新校舎基本設計の中で構造などを詰めており、今後、実施設計に着手する考えだ。
仮設校舎は、既設の体育館南側の運動場に建設する。規模は、鉄骨造2階建て延べ1500平方b。職員室、理科室、家庭科室、音楽室など職務、特別教室など15室とトイレなどを配置する。工期は約4カ月。設計には仮設校舎の解体も含まれる。
新設校舎は、現在の既設の校舎南棟を解体した跡地に建設する。施設計画では、鉄筋コンクリート構造(RC)または、鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC)およびこれらの混構造で、延べ面積は約3000平方bを想定。主な用途は普通教室8室、特別支援学級3室、理科室など特別教室、図書室、職員室などを配置する。
解体する校舎南棟は、RC造3階建て延べ1257平方bと1144平方bで、1960年建設。耐震性調査で、耐力度不足の結果がでていた。所在地は馬場1045。
河合小学校の整備計画は、市内の旧阿山地区の地域にある河合小(馬場)、玉滝小(玉滝)、鞆田小(中友田)、丸柱小(諏訪)の4校を統合(丸橋小は諏訪地区以外の地区を対象)するもの。
提供:建通新聞社