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建通新聞社
2012/11/12

【大阪】大阪府 南部水みらいセンターのメガソーラー NTTファイナンスが落札候補

大阪府は、南部水みらいセンターで大規模な太陽光発電システム(メガソーラー)を設置し、メンテナンスを行う事業者(リース事業者)の一般競争入札を行い、NTTファイナンス(東京都港区)を落札候補者とした。入札金額は11億8848万円。正式決定後、11月中に契約を結ぶ予定。
 入札には7者が参加申請したが、NTTファイナンスを除く6者は辞退し、札入れは1者のみだった。
 南部水みらいセンター(泉南市りんくう南浜1、りんくうタウン内)の約3fの用地に、メガソーラーを導入する。事業者が太陽光パネルや設備を設置。これを府が借り受け、発電した電力を電力事業者に売り、リース費用などを賄う。また、受電設備を整備し、大規模災害による長期停電時には、非常電源として電力供給する。
 設置するのは太陽光パネル2㍋h、PCS(直流交流交換装置)設備、高圧連系設備など。年平均で215万`h/時を発電。一般家庭450戸の消費電力に相当する。事業期間は20年間。
 同事業は、下水道資源を活用した処理場エネルギー拠点化の第1弾となる。14カ所ある下水処理場で、下水道事業に利用する見込みがなくなった用地や施設上部を有効活用し太陽光発電などを行うとともに、下水処理水や下水汚泥などの資源を活用する。