建通新聞社四国
2012/11/09
【高知】県中央東土木 岸本海岸に離岸堤4基を計画
高知県中央東土木事務所は、2013年度から高潮対策事業として香南市の岸本海岸に離岸堤4基の設置を計画している。総事業費は35億円ほどを見込んでおり、国への予算要望が認められれば、13年度は深浅測量や詳細設計を経て、初弾工事に着手したいとしている。
岸本海岸では、現在、堤防の上部に高さ3・5〜4bほどの鋼製の柵を設置しているが、台風の際に越波や砂利が飛んでくるといった被害が出ていることから、新たに岸本川河口部の沖合から月見山付近の沖合まで、50b間隔で4基設置するもの。堤防から離岸堤中心部までの距離は130bほどを想定している。
離岸堤1基当たりの規模は、今後の測量結果で変更となる可能性があるが、延長100b、天端幅10b、高さ4・6bで25d型消波ブロックの据え付けを予定しており、以前に同事務所が行った香南市の吉川海岸や南国市の十市前浜海岸の離岸堤と同程度の規模となる模様。
概略設計はエイト日本技術開発(高知市)が担当している。