大台町は、「三瀬谷地区統合簡易水道」「日進川添地区統合簡易水道」の2013年度工事発注に向けた測量設計にそれぞれ着手した。三瀬谷地区では導水管延長3`や水管橋9橋、弥起井浄水場造成、弥起井配水池造成、日進川添地区では配水管延長1690b、送水管延長620bなどの整備を13年度に計画している。
三瀬谷地区の測量設計は関西技術コンサルタント三重事務所(津市)、日進川添地区の測量設計はアスコ三重営業所(津市)が担当。委託期間はそれぞれ13年3月25日まで。
三瀬谷地区の設計内容は、春日谷水源から弥起井浄水場を結ぶ全体延長約17`の導水管のうち、町道新大杉谷線に敷設する延長3000b、導水管に設ける水管橋8橋合計延長108bなど。8橋は梅ヤ谷橋、唐櫃谷橋、横谷2号橋、風呂の谷橋、深谷橋、池の谷橋、イノ谷橋で、1橋は無名橋。いずれも町道新大杉谷線に位置する。唐櫃谷橋と深谷橋は橋梁添架型、このほかの6橋はパイプビーム構造の単独水管橋を検討している。
このほか三瀬谷地区では、役場周辺の町道佐原弥起井線に敷設する延長1230bの配水管や寺谷橋の水管橋の設計、容量710立方bの弥起井配水池の詳細設計と造成設計、弥起井浄水場の基本設計と造成設計を行う。寺谷橋水管橋は単独水管橋を検討する。
日進川添地区の設計内容は、栃原地内の送水管延長620bと配水管敷設替え延長180b、新田地内の配水管敷設替え延長630b、神瀬地内の配水管敷設替え延長350b、粟生地内の排水管敷設替え延長530bなど。また、県道相鹿瀬大台線「柳原橋」の架け替えに伴う水管橋の設計を行う。形式は添架型を検討する。
統合簡易水道事業は、旧大台町に7カ所ある簡易水道を2カ所に統合するため、10年度にそれぞれ工事着手した。事業費は三瀬谷地区が約40億円、日進川添地区が約27億円。16年度までに両地区の事業を完了する。
提供:建通新聞社