三重県教育委員会は、2013〜14年度の県公立学校施設整備で、杉の子特別支援学校石薬師分校などを計画している。
国庫補助対象として予定している案件を文部科学省に事前に提出しているもので、個々の補助申請は事業予定年度に応じて行う。現時点で申請しているのは、12〜14年度で予定している案件が対象で、12年度分(城山特別支援学校)は発注済み。
13〜14年度の施設整備計画は次の通り。
〈地震、津波などの災害に備えるための整備〉
伊賀白鳳高校(伊賀市)、明野高校(伊勢市)の屋外便所の増改築を13年度に行う。規模は、伊賀白鳳高校が木造31平方b、明野高校が木造62平方b。
〈教育環境の質的な向上を図る整備〉
稲葉特別支援学校(津市)でバリアフリー化を図るため、13年度にエレベーター1基の設置を行う。
〈施設の特性に配慮した教育環境の充実を図る整備〉
教室不足に対応するため、13〜14年度に、杉の子特別支援学校石薬師分校(鈴鹿市)、くわな特別支援学校(桑名市)に普通教室、特別教室を増築する。規模は、杉の子特別が木造で350平方bと525平方b。くわな特別が、鉄筋コンクリート造で、273平方bと637平方b。なお、くわな特別については、他の補助制度で小中学校分として1004平方b分を予定しており、全体では、計1914平方bの施設を2か年で建設する計画。
四日市農芸高校(四日市市)では畜舎の老朽化に対応して13年度に改築を行う。規模は木造178平方b。
提供:建通新聞社