岐阜市消防本部は、「南消防署」の移転新築を計画している。2013年度の当初予算に移転に向けた用地取得費や設計など業務委託費を計上していく方針で、現在調整を進めている。
現南消防署(茜部大野1ノ12)の施設が手狭なため、また1968年建築の建屋で老朽化しており耐震対策も必要なことから、移転し新たに施設を整備する。
計画では、現施設の近隣民有地3500〜4000平方bを確保し移転する。新南消防署の建屋規模は現南署の2倍程度を想定している。移転用地取得費などが予算化されれば、13年度に移転地を確保し建設に向けた設計業務などにも着手。14年度には移転地の造成工事を行い、16年末までの完成を目指し順次建築工事を進めていく考え。
現南署の敷地面積は約2000平方b。3階建ての庁舎棟と、車庫棟があり、両棟合わせた建屋の延べ床面積は約840平方b。
新南署完成後の跡地利用については未定だが、既存建屋は耐震の問題があるため取り壊される見通し。更地にして活用を検討するもようだ。
提供:建通新聞社