建通新聞社四国
2012/11/02
【高知】浦戸大橋耐震補強 初弾工事を年明け公告
高知県土木部は、浦戸大橋の耐震補強を進めるため、年明けに初弾工事を建設管理課から公告する。今回、対象となるのは15基ある橋脚のうち、種崎側の取り付け橋部分にあたる10基。発注形態は一括もしくは2〜3分割で今後検討する。
浦戸大橋は1972年に完成しており、全長は1480b(うち橋長は915・6b)、補強に向けた詳細設計は大日本コンサルタント(高知市)が行っており、橋脚の補強工法は鉄筋コンクリート巻き立てとなる見込み。
13年度からは、15年度までの3カ年の計画でラーメン箱桁橋の特殊部の補強を進める。補強工法は橋脚が鉄筋コンクリート巻き立て、橋桁は鉄筋コンクリート巻き立てと炭素繊維シート巻き立てを併用する可能性が高い。合わせて橋全体の落橋防止システムの設置も進める。なお、12年度当初予算では、13、14年度の2カ年の債務負担行為で工事費10億円を設定しているが、組み替える意向。