建通新聞社
2012/10/30
【大阪】寝屋川北部地下河川未着工区間 鶴見調節池の基本設計開始へ 一般競争を公告 測量も同時に
大阪府都市整備部は、寝屋川北部地下河川計画の下流側・未着工区間で、鶴見調節池の基本設計を開始する。一般競争入札(実績申告型)を30日に公告した。11月15日に開札し、委託先を決定。2013年11月29日までの納期で作成する。
場所は、大阪市城東区関目2〜守口市南寺方東通1。鶴見立坑から城北川取水立坑まで延長約1・7`のシールド管。管渠、特殊マンホール、吐き口について基本設計を作成する。同時に、測量の一般競争入札の手続きも進め、13年3月15日までの納期で基準点測量、水準測量、現地測量を行う。
寝屋川北部地下河川は延長約11`の計画。6カ所の立て坑を結ぶ大口径管を完成するごとに調節池として使用。大雨の時の雨水を一時的に貯留して、浸水被害を軽減する。
鶴見立坑から下流部、大川までの4・6`が未着手の区間。同区間は、淀川左岸線延伸候補地の一部も重なる。今回基本設計を開始する鶴見調節池の下流部は都島調節池。城北川取水立坑から大川河口のポンプ場まで(大阪市城東区関目2〜都島区中野町5)延長約2・9`のシールド管となる。同調節池についても、今回測量の一般競争入札を行う。基本設計は13年度以降となる見通し。