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建通新聞社(中部)
2012/10/29

【愛知】豊橋市 南稜地区市民館整備基本計画案公表

 豊橋市は、「南稜地区市民館」の改築計画で、基本計画案を公表した。ユニバーサルデザインに配慮することや、三河産木材を利用することなどが盛り込まれている。新築工事は2013年10月に着手し、14年度中の完成を目指す。
 計画案によると、現在の南稜地区市民館を解体し、跡地に「地区市民館」「南地域図書館」「大清水窓口センター」などの機能を備えた複合施設を1棟建設する。建設地は既設市民館の解体跡地と国道23号豊橋バイパスを挟んだ北側市有地を含めた敷地面積約5800平方b。
 新施設の規模は2階建てで、延床面積は約2100平方b。構造は基本的には木造だが、必要に応じて他構造との併用を検討する。このほか整備方針として、十分な耐震性とユニバーサルデザインに配慮することや、三河産木材の積極的な利用、省エネ型設備の導入などを盛り込んでいる。
 施設機能としては、地区市民館には会議室、多目的室、料理実習室などを配置。想定面積は1000平方b。図書館の蔵書規模は10万冊程度。想定面積は1000平方b。窓口センターには事務室、相談コーナーを配置。想定面積は100平方b。このほか駐車場は150〜190台分、駐輪場は40台分を確保する。
 現在、基本・実施設計を13年3月15日までの設計工期で柳伸建築設計事務所(豊橋市)に委託して進めている。今後、13年度早期に既設市民館の解体工事、10月に新築工事に着手する予定。窓口センターについては工事中も機能を継続させるため、完成後に解体する。
 既設規模は、市民館が鉄筋コンクリート造3階建て延べ900平方b。窓口センターが軽量鉄骨造平屋58平方b。所在地は大清水町字彦坂10ノ7。

提供:建通新聞社