大垣駅南街区市街地再開発準備組合(加藤賢治理事長)は15日、大垣市内で大垣駅南街区市街地再開発組合の「設立総会」を開催し、本組合を設立した。理事長にセイノーエンジニアリングの服部正次社長が選ばれた。
総会では、事業計画案・収支予算案などについて承認したほか、事業協力者として戸田建設名古屋支店(名古屋市東区)が、組合員として新たに大京と近鉄不動産が、アドバイザーとして大垣商工会議所まちづくり特別委員会委員長の車戸愼夫さんが就任することなどが報告された。
事業計画によると施行期間は2016年3月までで、12年度は実施設計、権利変換計画策定を行う。建築期間は13年7月〜15年8月を予定している。資金計画は、調査設計計画費が5億4200万円、土地整備費が2億7700万円、補償費が5億3400万円、工事費が55億4300万円。
計画している建物は北棟・西棟・南棟の3棟構成で、北棟が高層建築で高層部に住宅、低層部に公益施設・事務所など配置。構造は鉄筋コンクリート造17階建て、塔屋2階。西棟は駐輪・駐車場を設け、上層部に高齢者施設を配置する。構造は鉄骨造3階建て、塔屋1階建て。南棟は地権者の権利変換に対応する店舗・事務所などを配置する。構造は鉄筋コンクリート造8階建て、塔屋1階建て。建築敷地面積は約7420平方bで、建築延べ面積が約3万3870平方b(容積対象面積約2万5270平方b)となる。住宅部の内訳は、賃貸用の1Kが22戸で戸当たり32平方b、区分所有用の3LDKが84戸で戸当たり80平方b、同4LDKが14戸で戸当たり94平方b。
建設地は高屋町1丁目、宮町1丁目、見取町4丁目の一部で敷地面積が約1・5f。
コンサルタントは地域計画建築研究所名古屋事務所(名古屋市中区)が担当。
提供:建通新聞社