建通新聞社四国
2012/10/12
【高知】県内林業災害状況 復旧費は治山2・4億林道3・3億
高知県林業振興・環境部治山林道課が10月4日現在でまとめた、2012年度の災害状況は、治山関係が3カ所で復旧経費は2億4164万円、林道関係が64路線、72カ所で復旧経費は3億3413万円となっている(概算値含む)。7月11〜13日の梅雨前線豪雨災害まではすでに査定が完了しており、各自治体から順次発注する。8月27〜29日の豪雨災害と9月14〜18日の台風16号による災害査定は今後実施する。また集計に軽微な災害は含まない。
このうち、4月3日の豪雨災害では、治山が1カ所で復旧経費7246万円。香美市物部町小浜で山腹崩壊が発生したため、法枠工などで復旧を進める。工事は一般競争入札するため中央東林業事務所より公告中で10月31日に開札予定。
6月21〜22日の梅雨前線豪雨では、安芸市穴内と宿毛市沖ノ島町久保浦で、それぞれ山腹崩壊が発生した。安芸市穴内では、復旧経費6765万円で土留工や法枠工などを進める。宿毛市沖ノ島町では、復旧経費1億0152万円で、砂防堰堤設置などを進める。
6月18〜19日の台風4号では、林道21路線、22カ所で復旧経費9670万円。7月11〜13日の梅雨前線豪雨では、林道13路線、14カ所で復旧経費6998万円。8月27〜29日の豪雨災害では、林道14路線、15カ所で概算復旧経費3201万円。9月14〜18日の台風16号では、林道15路線、20カ所で概算復旧経費1億3480万円となっている。