碧南市は、南中学校の老朽化した校舎の改築計画を進める方針だ。市教育部は策定中の3カ年実施計画(2013〜15年度)に改築計画を盛り込む方向で調整を進めている。順調なら15年度に整備したい考え。
計画が最短で進む場合、スケジュールは13年度に基本設計、14年度に実施設計のほか、プレハブ仮設校舎の整備、既設建物の解体、15年度に建設となる。
南中学校の管理棟や教室棟の一部は1962年と69年に建てられた古い施設。著しく老朽化していることや耐震強度も一部で不足していることから、現施設を解体し跡地に建て替えることになった。
建て替え規模は、現在の管理棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ1142平方b)と教室棟の一部(鉄筋コンクリート造2階建て延べ528平方b)を合わせた規模を想定し、鉄筋コンクリート造2階建て延べ1600平方b程度としている。現在の管理棟には職員室のほか図書室、特別支援教室など、教室棟には普通教室3室や多目的教室、保健室、相談室が配置されている。同校の所在地は春日町1ノ1。
市教育部は、公立学校施設の耐震化事業についての国庫補助率嵩上げ措置が15年度末まで延長されたことや、文部科学省が11年5月に「施設整備基本方針」(正式名称・公立の義務教育諸学校等施設の整備に関する施設整備基本方針)を改正し、公立学校施設の耐震化について、15年度末までのできるだけ早い時期に完了させるという目標を打ち出していることから、南中学校校舎改築の目標年度を15年度とし、内部で調整を進めている。
提供:建通新聞社