建通新聞社四国
2012/10/09
【香川】高松市 等級格付の評価項目を大幅増
高松市は、2013年6月から適用する等級格付けのための評価項目を大幅に増やす方針で検討を進めている。従来、等級格付けに用いる評価項目は「工事成績」「保有技術者」「ISOの認証取得」の項目のみで評価していたが、今回この項目に「継続教育」や「市内在住保有技術者」「災害時の活動」「建設機械保有台数」などの項目を追加、全13項目で評価する方向。市内業者の土木や建築など5業種で適用する。
13年1月に受け付けされる経営事項審査(指名願い)時に関係書類の提出を求める。適用業種は市内業者の「土木一式」「建築一式」「電気」「管」「水道施設」の5業種で、今後は毎年格付け審査を行う方針。11月ごろには配点などを正式決定する方針。
新たな評価項目としては、工事成績で従来の単純平均から大規模工事の成績を評価する加重平均とする他、市内在住の保有技術者数、経営事項審査対象建設機械の保有台数を追加。他の項目は市が試行している総合評価落札方式の評価項目を移行するか、重複評価する。
13の評価項目は@過去4年間の工事成績A保有技術者数B過去5年間の継続教育の取得単位数CISO9001の認証取得DISO14001とエコアクション21の認証取得・登録E市内在住保有技術者数F災害時の活動として加入団体などの協定締結、消防団協力事業所表示証の交付G建設機械の保有台数H建設業労働災害防止協会への加入I障害者の雇用J育児休業制度の就業規則などへの明記K人権啓発の研修・講座の受講や社内研修の実施L指名停止措置