静岡県は、公募型簡易プロポーザル手続きを進めていた「一級河川伝法沢川外河川調査業務委託(富士川水系富士山麓ブロックに関する治水検討)」を建設技術研究所(静岡市葵区)に委託した。富士川水系富士山麓沼川ブロックに位置付けられている河川のうち富士土木事務所管内の11河川を対象に、今後の具体的な治水手法を検討する。納期は13年3月15日。担当は県富士土木事務所。
県は、富士川水系富士山麓ブロックのうち沼川水系の河川整備計画を11年度に策定。放水路の新設を含む今後の河川整備の方向をまとめている。
この河川整備計画を踏まえ、富士土木事務所が所管する▽沼川▽小潤井川▽伝法沢川▽和田川▽滝川▽田宿川▽赤淵川▽昭和放水路▽須津川▽江尾江川▽春山川―の11河川(流域)を対象に、今後の具体的な整備メニューなどを検討する。
小潤井川・伝法沢川で、伝法沢川・横堀川調整池の施設改良と両河川の河床掘削・拡幅について段階的な整備を複数案検討し、最適な段階整備案をまとめる。
和田川、滝川、田宿川では、将来的な河道改修を踏まえた上で、流下能力が不足している箇所の対応を検討する。
さらに、昭和放水路を除く10河川の維持管理計画・維持管理実施基本計画を策定する。
(2012/10/3)
建通新聞社 静岡支社