北海道建設新聞社
2012/09/28
【北海道】札幌市の次期資格審査、主観点のISO廃止−等級区分は現行通り
札幌市は、2013・14年度競争入札参加資格審査定時登録の改正点を固めた。主な変更点として、工事ではISO取得について、経審の加点対象となったことを受けて主観点の評定項目から外すほか、水道の災害応急活動などに従事する者を加点対象に追加。格付け等級区分と発注標準は工事、委託とも現行通りとする。工事・道路維持除雪は12月17日から1月15日まで受け付ける。
工事・道路維持除雪の変更点では、道路維持除雪業の申請要件にあった道路除雪経験を廃止。これにより土木、とび・土工、舗装、造園のいずれかの建設業許可が必要となる。
ISOは経審改正に伴い社会性(W点)で評価されることになったため、従来の9001の10点、14001の15点を廃止。
札幌市管工事業協同組合と締結している災害協定を踏まえ、水道の災害応急活動などに従事する者には主観点で5点を与える。
除雪業務の表彰、実績に関する取り扱いは、10、11年度が対象。夏冬一体化に移行したことを受け、点数配分が適正となるように年度ごとの加点内容を整理した(=表参照)。
物品・役務では、通年業務となっている建物清掃、警備、建物設備等保守管理について、労働環境を確保する観点から健康診断実施と社会保険等加入の確認書類提出を義務付ける。
入札参加資格審査の取り扱い要領は、28日からホームページで公表する。申請の手引は、委託を含む物品・役務が10月1日、工事・道路維持除雪は10月中旬から11月1日までに掲載。受付期間は物品・役務が11月5―22日、経常共同体が3