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建通新聞社(中部)
2012/09/27

【愛知】刈谷市 日水コンに 基幹管路更新設計

 刈谷市は、南部配水区の南部配水場から中部地区方面と小垣江地区方面に至る基幹管路(重要配水管)の更新設計業務を日水コン名古屋支所(名古屋市熱田区)に委託した。履行期間は2013年3月19日まで。市は、13年度に県など関係機関と協議、調整を進めながら14年度以降の早期に工事着手したい意向だ。
 委託した業務で、南部配水区の南部配水場(半城土町)から中部地区方面と小垣江地区方面に至る基幹管路のうち、敷設以来未更新の区間(南部配水場から下流側で耐震管敷設が完了している箇所まで)について、新たに整備する耐震性配水管の敷設ルートを選定するとともに、途中横断する二級河川森前川に架ける水管橋の詳細設計と、これに伴う測量・地質調査を実施する。具体的な業務内容は、配水管の経路検討のほか、水管橋の詳細設計と地質調査1カ所や測量。
 市によると、南部配水場から水管橋を含めて延長約720bの既設管がある。水管橋には水道管(県水も含む)のほか、雨水管、汚水管、ガス管なども敷設されていることから既設管をそのまま生かすことにしている。このため、耐震性配水管を新たに敷設する。予定している口径は600_。地下埋設管はダクタイル鋳鉄管を開削工法で敷設する。水管橋部は鋼管で橋長約20b。整備期間は3カ年程度を見込んでいる。
 同市の基幹管路の耐震化は、基幹管路総延長41`のうち、11年度末現在で約20`が整備済みで進捗率は49%。今後第7次総合計画・基本計画の目標年次の20年度末までに93%の進捗率を目指す。

提供:建通新聞社