三重県県土整備部は県教育委員会からの執行委任を受けて、「杉の子特別支援学校石薬師分校作業実習棟ほか建築工事」の設計に着手した。2012年度に設計を行い、13年度以降の工事に備える。設計は、前野建築設計(津市)が担当、設計工期は200日間。また、学校内整備で外構、舗装などのための測量設計を進めている。担当は若鈴(津市)、調査工期は70日。
同石薬師分校は10年4月に石薬師高校に分校(高等部)を開校し、以後、作業室の改修による普通教室の増設、給食棟を建設した。今回、作業室の不足に対応するため、実習棟を建設する。施設規模は、木造一部鉄骨造2階建て延べ約890平方b。また既設の教室棟と接続する渡り廊下を建設する。規模は鉄骨造平屋約50平方b。建設予定地は、敷地内南東角で現在ある自転車置き場を撤去してスペースを確保する。
施設内容は、1階に作業室と多目的ホール(可動式間仕切り壁で分割可能で兼用)、2階に作業スペースを設ける。構造は可能な限り木造を前提に検討する。内装も木質化に努める計画。トイレは各階に設置。エレベーター1基など。
また学校内整備は、11年度に建設した給食棟の北側から東方面に向けて、アスファルト舗装、排水路などの外構を整備する。路線測量は延長100b。工事は13年度を見込んでいる。
所在地は、鈴鹿市石薬師町寺東452。
提供:建通新聞社