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北海道建設新聞社
2012/09/25

【北海道】恵み野駅西口に1.7万uの複合商業施設−大和リースが保留地取得へ

 恵庭市恵み野駅西口土地区画整理組合(恵庭市恵み野北3丁目1の1、灘本哲雄理事長)は、商業用業務地区の保留地約5・5haを大和リース(本社・大阪)に売却することを決め、このほど同社と基本協定書を交わした。2013年2月中旬に売買契約を締結する予定。同社は、6棟で構成する総延べ1万6736m²の複合商業施設の計画を打ち出している。
 同組合は地権者ら22人が集まり、11年8月に設立。施行区域に商業施設や医療・福祉施設、住宅を集積する考えで、清算期間を含めた事業の終了は17年度を予定している。総事業費は16億9000万円を見込み、全額保留地を処分して賄う予定だ。
 基本協定書は10日に交わした。大和リースは、取得する保留地に複合商業施設の「仮称・フレスポ恵み野」を出店。ホームセンターや食品スーパーなどを核店舗とし、合わせて6棟、延べ1万6736m²の施設を計画。併せて934台収容の駐車場を整備する。13年秋に店舗建設に着手し、14年4月から順次オープンさせる。
 同組合は残る業務地区約8・3haについて、JR恵み野駅周辺で医療や福祉施設の建設を視野に入れているほか、国道、道道沿いの立地を生かし商業施設などの誘致を検討。今後、大和リースと情報交換しながら進めていく考えだ。
 住宅地は約3・1haのうち、販売用の宅地78区画を計画。7社の住宅メーカーとの業務提携を視野に話し合いを進めており、消費税増税などを考慮し、早ければ13年春にもモデルハウスの建設に取り掛かる意向だ。
 また同組合は、同区画整理事業の全てに当たる約25・1haの造成を大和リースに依頼。14年度内に完了を目指し、26日に着工する。
 灘本理事長は「ようやく大きな第一歩を踏み出す。まちの