建通新聞社
2012/09/18
【大阪】大阪市港湾局 「クルーズ客船母港化計画調査」の公募型プロポーザル RIA・海事プレスJVが契約予定者 客船ターミナルの基本構想作成
大阪市港湾局は、「クルーズ客船母港化計画調査」の公募型プロポーザルで、RIA・海事プレスJVを契約予定者に選定した。クルーズ客船ターミナルの整備などを検討する。
計画調査では、現在の天保山船客上屋(大阪市港区築港3ノ11ノ8)をクルーズ客船ターミナルとするための基本構想を策定する。現施設は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ2794平方b。船舶が利用する天保山岸壁は延長370b、水深10b。
現状の把握と課題の抽出、近隣施設の現状把握、既存施設の法令・条例や構造上の規制などの把握−ほかを行った上で、クルーズ客船ターミナルの@規模、機能の検討A全面改修や建て替えの検討B施設の配置計画C人や車の導線計画D諸条件の整理E平面・断面・立面図のパースの作成F概算工事費の算定G工程表の作成H維持管理計画の作成−などを行う。
基本構想の作成に際しては、船会社や旅行会社が求めるニーズ調査やアジア域内のクルーズ需要調査を実施。また、学識経験者や関係者、企業などを含む「大阪港クルーズ客船母港化研究会」の意見を反映させる。納期は2013年3月31日まで。
大阪府との府市統合本部は築港エリアを、世界を代表する国際集客観光拠点とする構想を打ち出している。旅客船ターミナルの整備や、周辺のサイン整備を行い、15年度の母港化を目指す。