建通新聞社四国
2012/09/14
【愛媛】10〜11月に公告 陸上競技場バックスタンド改修
2017年度開催予定の愛媛国体に向け、拠点施設となる総合運動公園の計画的改修を進める愛媛県は、松山市上野町の公園内にある陸上競技場でバックスタンド改修を予定しており、10〜11月の公告、来年1月の着工を目指している。
工事はA工区・B工区の本体工2工区(各約1800平方bずつの増改築)・電気設備・機械設備の4分離で発注し、14年度までの繰越で施工する。
概要は、鉄筋コンクリート造平屋4220平方bにある既存の長椅子1236席分と4067席分の芝生席を廃止・撤去し、個席1万0300席と車いす用個席50席を設けるもの。そのほか、スタンド下に雨天用走路(延長130b×5レーン)や売店、救急室、トイレなどを新設する。
フィールド内の芝張り替えについては、中予地方局が担当し現在、芝を植え付け育成しており、13年度に暗渠工・芝の張り替え(107×71b)などを実施する予定。
陸上競技場では南・北のサイドスタンド改修(5500席)が12月下旬の完了予定で進んでおり、これと入れ替わりにバックスタンドに着工する。また、14〜15年度にはおよそ10億円を投入しメーンスタンドの改修を計画しており、改修・耐震化と屋根の増設、バリアフリー化などを行う方針。改修後はメーンスタンドの席数が5500席程度になる。