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建通新聞社(中部)
2012/09/14

【愛知】名古屋市 名駅地区地下通路計画 動く歩道を設置へ

 名古屋市住宅都市局は、笹島交差点〜下広井交差点付近間に建設を計画している地下通路に、動く歩道「ムービングウォーク」を設置する方向で計画を見直すことにした。地下通路の整備・運営手法としてPFI方式を導入する方針も固めた。
 ムービングウォークは北向きと南向きの2列設置する計画。これに伴って地下通路の幅員は当初予定していた約6bから約8・5bに拡幅する。
 地下通路の整備に当たり、PFI方式を導入する方針。2012年度当初予算に詳細設計費を計上しており、詳細設計はPFI事業に含めない見込み。12年度中に委託する可能性が高い。
 これらの変更に伴う計画の見直しを現在進めている。見直しに伴う検討業務を委託する可能性もある。
 事業費はこれから算定するため、現段階では明らかにしていない。ムービングウォークの設置費は、地元関係者で構成する協議会や研究会などに負担を求める方針。発注業務などについて、市と協議会などとの役割分担はこれから詰めていく。
 計画の見直し後、都市計画の手続きなどを進める。着工時期は13年度を目標としている。
 地下通路は、ささしまライブ24地区などの開発に伴い予想される歩行者の増加に対応するため設ける計画。笹島交差点の地下でスパイラルタワーズと三井ビルをつなぐ既設の地下通路に接続し、下広井交差点の一つ南の街区付近まで、道路中心から西寄りに整備する。延長は約390b。高さは約3bを想定している。出入口は東西各街区の歩道上に1カ所ずつ設ける予定。沿道ビルの地下との接続は今後所有者と協議する。

提供:建通新聞社