津市は、大規模災害時の生活物資輸送体制を確保する「防災物流施設」の整備基本構想をまとめ、雲出伊倉津町の土地3250平方bを建設候補地に決めた。2015年度末の完成を目指して鉄筋コンクリート造3階建て延べ1610平方bの施設を建設する計画。
災害時の緊急輸送体制の確保と避難機能、防災啓発機能などを備えた施設を新築する。今後、地域住民や県などの関係機関との協議を進める。概算工事費は約5億2000万円。整備スケジュールは、12年度に用地測量、13年度に基本・詳細設計など、14年度に造成、15年度建設工事を行う方針。市議会9月定例会で用地測量費を計上している。
建設候補地は、県道津香良洲線に面した土地3250平方b。現況は田で、県道と同じ高さに土地を造成し、外周する既設道路の一部を拡幅する計画。
施設内容は、1階が倉庫、2階が事務室、3階が防災教育研究室、コミュニティ施設など。屋上は津波発生時の避難スペースとして活用し、太陽光発電などの新エネルギー設備を設置する。
提供:建通新聞社