建通新聞社四国
2012/09/07
【香川】公募型プロポで発注準備 高松市危機管理C設計
高松市は、危機管理センター整備の基本設計を外注するため、9月市議会に5200万円の事業費を確保する議案を提出した。公募型プロポーザル方式で業者選定する方針を示しており、議会終了後、発注準備に入る。計画では2012・13年度で基本・実施設計、14年度着工し、18年度の完成を目指す。
施設は災害対策機能の他、消防局機能と上下水道局機能も併設し、市庁舎西側用地に第二庁舎的な施設を建設する。委託費は9月補正で1500万円、13年度の債務負担行為として3700万円、合計5200万円を9月市議会に議案提出した。
6月に市がまとめた整備基本構想原案では、施設規模は12階建て延べ約1万2500平方bを想定。災害対策本部機能に約1600平方b、本庁舎防災力強化機能に約1000平方b、消防機能に約2000平方b、上下水道局機能に約3000平方b、共用機能に約4900平方b。他、ヘリコプターのホバリングスペース、100立方bの耐震性貯水槽などを整備する。事業費は総合的防災情報システムや高機能消防指令センターシステムなどの機器など整備事業費を除き約60億円を見込む。
消防局機能は、指令センターなどが入居。上下水道局機能は現上下水道局庁舎が耐震性が低いため上水関連部署を移設する他、下水関連では下水道施設課を除く機能が入居する。建設地は市庁舎西側の番町1ノ8ノ15。面積は4958平方b。
新庁舎棟建設にあたり現駐車場と駐輪場は別建物として駐車場約200台、駐輪場約900台分を移転整備する方針で、施設配置などは12年度中に決定する。