多治見市は、合併特例債を使って「星ケ台保育園」(仮称)を新設するため、建設予定地の測量や地質調査などを10月以降に委託する。合わせて建設検討委員会を10月にも立ち上げ、施設内容などの概要を検討していく。建設工事は2015年度内の施設完成を目指して発注する。
9月補正予算案に同園建設関係費として用地測量、地質調査、造成基本設計などの委託料と検討委員会設置費用の1033万円を計上した。
同事業は、滝呂保育園と美坂保育園の園舎老朽化と、敷地の一部が急傾斜地崩壊危険区域にかかるため、防災面などから新保育園への移転統合を計画した。建設地は12年度で取得予定の星ケ台3ノ7ノ3ほかの民有地約4万平方bの一部。
具体的な敷地面積などがまだ決まっておらず施設規模なども明らかでないが、定員200人程度の新保育園を想定している。合併特例債を活用して建設するため、期限内の15年度完成を目指し、早くて14年度の工事発注となる。
既存保育園の概要は、滝呂(滝呂町8ノ1ノ2)が鉄骨造平屋1118平方b(定員200人、現在117人利用)、美坂(美坂町8ノ8)が鉄骨造平屋629平方b(定員100人、現在86人利用)。
提供:建通新聞社