四日市市は、機能面などに課題があり老朽化のため校舎を改築する「富田中学校」について、2012年内に工事発注するため準備を進める。工事着手は2013年度の早い時期になる見通しだ。
事業規模は鉄筋コンクリート(RC)造5階建て延べ3081平方bの校舎を1棟改築し、RC造3階建て延べ1813平方bの既存北校舎を解体する。改築する校舎は1階から4階に普通教室13室、特別支援教室2室、少人数教室2室、パソコン室などが配置される。5階は備蓄倉庫、自家発電設備を整備し、災害時に地域の避難施設として機能を持たせる。
改築する校舎は現在のテニスコートに整備するため、既存の北校舎解体後のスペースにテニスコートが再整備される。
計画では12年内に本体工事を発注し、13年度早々に着手する。校舎の完成時期は14年の夏ごろになる見通し。既存校舎の解体は新校舎完成後になる。事業費は限度額で9億6500万円を見込んでおり、13年度は4億7500万円、14年度は4億9000万円で8月補正予算案に債務負担行為を設定している。
所在地は四日市市東茂福町4ノ19。
設計は久米設計名古屋支社(名古屋市中村区)が担当しており、9月中にまとまる予定。
提供:建通新聞社