トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2012/08/31

【愛知】北名古屋市 沖村六反周辺地区の区画整理

 北名古屋市は、沖村六反周辺地区の土地区画整理事業を計画しており、工業地として開発することで企業の誘致を戦略的に推進する方針。現在、区画整理設計などを進めている。
 事業の対象地区は市南西部に位置する市街化調整区域で、面積は約33f。現況は主に農地など。区画整理事業の手法(換地)を活用することにより、効率的に工業用地を確保するのが狙い。地元との合意形成に向けて順次説明会などを重ねていく方針。2015年度の事業認可を目指す。
 対象区域は沖村地内の西ノ川、白弓、佐渡、舟附、六反、八反、五反の各一部。国道22号に近く、主要地方道春日井稲沢線に面しており、名古屋高速道路へのアクセスも良好。主な開発計画としては、大中企業立地ゾーン2カ所(約7・2f、4・4f)をはじめ中小企業立地ゾーン(2・7f)、既存企業など立地ゾーン2カ所、住居系ゾーン、農地集約ゾーンなど。大中企業立地ゾーン内の区画道路はオーダーメイドにより配置は自由。公園(5000平方b)のほか調整池を2カ所(2万2000平方b、7000平方b)に設置し、雨水を貯留する機能に加え、普段は野球場やサッカー場、テニスコートなどとして活用する計画だ。
 地権者数は230人。市は現在、11年度に実施した現況測量に引き続き、中央コンサルタンツ(名古屋市西区)で区画整理設計を進めている。9月末ごろには地権者検討会を開催し、最新の事業計画や今後のプラン内容などを説明する。12年度中には計2〜3回の会合を予定している。
 市は12年度中に大多数の地権者との合意形成を目指しており、市街化区域への編入に向け、13年度から愛知県との協議に入りたい考え。順調なら15年度の事業認可を見込んでおり、仮換地指定や工事の詳細設計などを進め、17年度から工事に着手する計画だ。

提供:建通新聞社