トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2012/08/31

【愛知】藤田大学病院新棟 12月施工者選定開始

 学校法人藤田学園(愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1ノ98、小野雄一郎理事長)は、藤田保健衛生大学病院の新棟建設について、12月をめどに施工者の選定を開始したいと考えている。着工は2013年3月半ばを想定。14年10月の完成を目指している。
 新棟の規模は鉄骨造地下1階地上13階建て延べ5万0686平方b。免震構造を採用し、屋上にヘリポートを設ける。病床数は741床。医療施設耐震化臨時特例交付金を活用し、現在の1号棟(743床)に代わる施設として新築する。現在の全体病床数は単一の病院としては国内最多の1505床だが、今回の計画に伴い減床する見通し。一方、手術室は、手術待機患者の解消に向けて10室程度増加する。
 新棟本体に併せて、外来棟や放射線センターなどと接続するホスピタルスパイン(同造地下1階地上4階建て延べ1921平方b)、外来棟と直結する渡り廊下(同造3層構造延べ138平方b)も整備する。
 基本設計、実施設計は梓設計藤田学園プロジェクト室が担当。
 建設地は、現在の第1駐車場を中心とした敷地を予定している。
 隣接地には、新棟の整備に合わせて、エネルギーセンター(鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ約2800平方b)を整備。同センターはエネルギー管理で総括的なサービスを提供するES事業者として、中部電力グループのシーエナジー(名古屋市中区)に業務委託しており、新棟とは別に同社が工事の発注を行う。
 工期は新棟が14年10月まで、エネルギーセンターが14年8月までを想定。14年内に現病院施設からの機能移転を進め、15年1月を目標に開院する。
 新棟の完成後は、15年度中をめどに現2号棟(鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上12階建て延べ2万2316平方b)を耐震改修する。その後、16〜17年度に現1号棟(鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上12階建て延べ2万7710平方b)の減築・改修と耐震補強を計画している。

提供:建通新聞社