四日市市は24日、一般会計に4億9255万円を追加する8月補正予算案を公表した。補正後の一般会計の総額は1034億1638万円となる。
今回の補正では、小中学校における避難施設整備事業費に1040万円、小学校・幼稚園・保育園における窓ガラス飛散防止事業費に1億2950万円のほか、台風4号や集中豪雨で被災した箇所の復旧で道路維持修繕費に3000万円などの増額を盛り込んだ。また、富田中学校改築事業に向けて約9億6500万円の債務負担行為を設定する方針だ。
このほか、東橋北と西橋北小学校の統合計画で、統合後に活用する西橋北小学校校舎の大規模修繕事業の設計費に950万円、災害時の水の確保を目的に中部中学校など計12カ所で防災井戸を整備するために900万円、民間保育所かわしま保育園の施設老朽化に伴う外壁補修と空調設備修繕の大規模修繕補助費に959万円、6月の台風や集中豪雨で朝明新川周辺が浸水したことから、2012年度に予定する堰の改良工事に加え、流下能力を高めるための河川改良費に2800万円を計上する。
債務負担行為では、富田中学校改築事業に限度額9億6500万円を設定。2012年度の下期に発注手続きに入り、13年度から2カ年度で校舎新築に取り組み、14年度に既存校舎の解体や運動場整備を行う。
このほか建設事業関連の主な補正は次の通り。
▽農業体質強化基盤整備促進(生桑町)=258万▽観光施設整備(伊坂町)=1262万▽道路修繕費(西日野13号線、下野保々線、河原田14号線ほか)=3000万▽河川維持修繕(釆女町小池川、曽井町西谷川ほか)=1000万▽避難施設整備小学校(浜田小学校など)=640万▽同中学校(橋北中など)=400万
提供:建通新聞社