建通新聞社
2012/08/28
【大阪】大阪府 「まちの緑視率」を計測 みどりの風促進区域など
大阪府は、新たに「まちの緑視率」の公表を開始した。「みどりの風促進区域」内の主要地点など合計43ポイントから撮影し、緑の量を計測。今後、「みどりと風の月間」としている、毎年8月に緑視率を公表する予定だ。
「緑視率」は、人の視野に占める樹木などの「みどりの面積」の比率。緑被率が平面を対象とするのに対し、緑視率は立体的な緑の率となる。計測は、定点を決め、一定基準のもとで、まちの風景の写真撮影を行い、机上で写真内の緑量の割合を算出。みどりの風促進区域では、緑視率により容積率を緩和する制度もある。
今回公表したのは、「みどりの風促進区域」内の主要地点・35地点と通天閣や梅田スカイビルなどのタワーや高層ビル計8カ所からの緑視率。
「みどりの風促進区域」は12区域が指定されており、「大阪中央環状線及びその沿線」の大日駅前は緑視率最高約12・4%。梅田スカイビルから北東側の緑視率は約5%と計測された。