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建通新聞社四国
2012/08/24

【高知】5階建て2万8千平方bを想定 高知市の新庁舎建築

高知市は、2017年度完成を目指す新庁舎の建設に向け基本構想を策定している。現時点では、本庁舎のみを建て替え、第二庁舎は現状のまま残す案が有力となっており、規模は鉄筋コンクリートまたは鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て延べ2万5千〜2万8千平方b、総事業費100億6千万〜111億5千万円ほどを想定している。基本構想は年内にまとめ、その後基本計画を外注するため、関連予算を9月または12月補正予算で計上する見込みとなっている。
 事業方式については、直接建設方式が有力となっている。分割発注することにより地元企業が参入できるメリットがある。
 今後は、パブリックコメントを取り入れながら基本計画を13年中にまとめ、基本・実施設計を15年4月をめどに完了させる予定。並行して埋蔵文化財調査や現庁舎解体、仮庁舎への引っ越しなどを進めた後、16〜17年度で建設工事を行う。
 現在の本庁舎(出納棟、議会棟含む)は1958年建設で、規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ8436平方bで建物本体や空調・電気・給排水設備などの老朽化が進んでいる。また75年建設、鉄骨鉄筋コンクリート造7階建て延べ4642平方bの南別館が耐震診断で要補強と判定されたほか、81年建設、鉄筋コンクリート造6階建て延べ1537平方bのたかじょう西庁舎と79年建設で同造地下1階地上3階延べ2834平方bの柳原分館(98年建設のスポーツ振興課も含む)が旧耐震基準となっており、想定規模はこれらの庁舎の職員数を基に算定している。本庁舎に隣接する第二庁舎(鉄筋コンクリート造3階建て延べ3795平方b)は、85年建設であることから残す可能性が高い。