北海道建設新聞社
2012/08/23
【北海道】千歳市が市民ガイドブックを官民協働で発刊−市内企業から広告集め
千歳市はこのほど、市民ガイドブック「ちとせ情報ひろば2012」を官民協働で刊行した。市政課題の解決に向けた特別編成チーム「定住促進(住みよさ)タスクフォース」による先行モデル事業で、市民に役立つ地域、行政、生活情報などを掲載。転入者・移住希望者に向けて、まちの魅力も紹介している。
全国各地で地域行政情報誌を手掛けるサイネックス(本社・大阪市)と市が連携。同社が市内企業262社から広告を集めることで経費を確保し、市の財政負担ゼロを実現した。
内容は、住まい・暮らし、教育・学習、介護・福祉、健康、子育てといった行政情報や市の概要、自然、観光スポット、イベントなど地域情報のほか、NPO法人千歳ひと・魅力まちづくりネットワークの協力で、10nにわたり千歳の歴史や空港、農業などまちの魅力を紹介している。
21日には市役所で発刊式を開き、山口幸太郎市長、サイネックスの村田吉優社長、NPO法人の三上礼子代表理事が臨んだ。山口市長は「ガイドブックを通じ、千歳の特性や住み良さを多くの方に知ってほしい」とあいさつ。村田社長は「協働事業として、官民の新しい関係をつくる先駆けになれば」と話していた。
A4判165nで、6万部を発行。市内全世帯に配布するほか、転入者・移住希望者などにも随時配布する。