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建通新聞社(中部)
2012/08/22

【三重】三重河川国道事務所 中勢BP中ノ川高架橋設計

 国土交通省三重河川国道事務所は、国道23号中勢バイパス鈴鹿・津地区の7工区に架ける「中ノ川高架橋」の詳細設計2件と、同工区内の構造物などの詳細設計1件に着手した。3件の設計のうち、「中ノ川高架橋」の「上り」と「下り」の2件が協和設計名古屋支店(清須市)で、設計工期はいずれも2013年3月8日。「鈴鹿地区道路」詳細設計がパシフィックコンサルタンツ中部支社(名古屋市西区)で、設計工期は13年3月15日。
 中ノ川高架橋の対象地区は、鈴鹿市越知町で、7工区と6工区(供用済み)の工区界で県道鈴鹿環状線に接続する御薗町東交差点のインターチェンジ(IC)の区域。中ノ川高架橋の設計は、同環状線の西側を流れる中ノ川に架ける中ノ川高架橋の本線橋梁部と上・下ランプ橋の構造物が対象。
 各設計の概要は、中ノ川高架橋(上り)が、高架橋の本線部の延長313bで、上部構造は7径間連続非合成少数鈑桁橋。標準道路幅員は車道部7b(暫定2車線)。上り線OFFランプ橋の構造物が延長127bで、上部構造は3径間連続非合成鈑桁橋。下部工は本線とランプ橋が一体となっており、逆T式橋台3基、橋脚は張り出し橋脚7基、ラーメン式1基の計8基。
 中ノ川高架橋(下り)の区域は、現道から本線へ乗り入れる下り線ONランプ橋の構造物で延長173b。上部構造は鋼4径間連続非合成鈑桁橋。下部工は逆T式橋台2基、橋脚は3基。また、歩道橋の設置も含まれる。
 鈴鹿地区道路詳細設計は、中ノ川高架橋から上り線OFFランプ橋の途中から現道の県道鈴鹿環状線までの構造物(前記の上り線OFFランプ橋の設計に続く区間に当たる)およびIC構造物を設計する。また7工区(全長2・9`)のうち一部西側を除く延長2・55`区間を対象に、現道や水路などの交差部で避溢橋の構造の比較検討を行う。
 23号中勢バイパス鈴鹿・津地区の7工区は、鈴鹿市御薗町から津市河芸町三行に至る延長2・9`で、東側は県道鈴鹿環状線、西側は県道三行上野線と接続する。両側の6、8工区は供用済み。7工区では、12年度に埋蔵文化財調査、道路詳細設計とともに用地買収を進めている。

提供:建通新聞社