松阪市は、「大口ポンプ場増設設計」を日建技術コンサルタント三重事務所(津市)に委託した。雨水排水機能を拡張するため、口径2200_と口径1200_の排水ポンプを増設する。増設に伴う下部工や放流渠、建て屋などの整備を計画しており、早ければ2013年度に下部工に着手する。
予算措置などの準備が順調に進めば13年度に下部工事、14年度に建て屋とポンプ製作、15年度にポンプ据え付け、電気設備、機械設備、16年度に場内整備などの整備を行い、17年度の供用開始を目指す。
大口ポンプ場は、大口町をはじめとする大口排水区253fの雨水排水機能を担う。現在の排水能力は毎秒23立方b。区域内の宅地開発などが進んでいるため、毎秒13立方b程度の排水機能拡張を行う。増設する排水ポンプは口径2200_と口径1200_を計画している。
ポンプ場施設の隣接地に新たな下部工と建て屋を整備し、ポンプ増設に伴う放流渠、樋門を整備する。設計では、ポンプの詳細規模を検討し、土木、電気設備、機械設備の設計、排水ポンプの規模に合わせた建屋の設計を進める。設計工期は13年3月15日まで。
既設ポンプ場は1991年に供用され、口径2200_の排水ポンプ2台と口径1000_1台を備える。放流渠の既設規模は2500_×2500_のカルバートの2連構造で、延長は約90b。排水樋門を通じて愛宕川に放流している。
提供:建通新聞社