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北海道建設新聞社
2012/08/20

【北海道】旭川駅直結で7.6万uの複合ビル−JR北海道とイオンモール

 JR北海道(本社・札幌)とイオンモール(同・千葉)は17日、JR旭川駅直結の複合ビル開発に共同で取り組むと発表した。旭川ターミナルビルを建て替え、ホテルと商業施設からなる延べ約7万6000m²の複合ビルとする計画。年内に正式に事業実施を決め、設計や施工者の選定を進める見通しで、2013年春の着工、14年度の開店を見込んでいる。
 JR北海道が主体となってビルを設置する。5層までの延べ約4万6000m²をイオンモールが運営する商業施設とし、6層から11層までの延べ約7000m²をJRグループが運営するホテルとする考え。駐車場は立駐を含め800台分を確保する。
 建設地は旭川市宮下通7丁目で、JR北海道が保有するJR旭川駅西側の高架下を含む宮下通と昭和通に囲まれた約2万8000m²。敷地北側には旭川ターミナルビルと駐車場があり、12年度に解体を始める方針だ。
 JR北海道は「共同事業実施を合意した段階で、詳細は今後イオンモール側と詰める。旭川の中心市街地活性化につながる施設としたい」、イオンモールは「駅直結が大きな魅力。地域特性を踏まえながら、商業施設開発のノウハウを生かし、駅前の魅力を高める商業施設を検討したい」とそれぞれ話す。
 旭川駅前は、11年11月に新駅舎がグランドオープン。市が14年3月の完成に向けて駅前広場の造成を進めている。9月末に旭川ターミナルホテルが営業を終了するため、施設や敷地の跡地利用に注目が集まっている。