建通新聞社
2012/08/17
【大阪】大阪府タウン管理財団が中期経営計画 積極的に資産売却 泉ケ丘センタービルなど12年度に
大阪府タウン管理財団は、2012年度から16年度までの中期経営計画を策定。堺・泉北臨海地区の資産、泉ケ丘センタービルなどの資産を12年度に売却。千里北地区のセンタービルは14年度をめどに処分方法を検討するとした。
同財団は、財団法人から一般財団法人への移行を目指している。大阪府財政構造改革プラン(案)で「2011年度以降の早期に」と示された大阪府都市整備推進センターとの法人統合については、公益財団法人へ移行した大阪府都市整備推進センターの状況を踏まえ、資産・事業の処分・引き継ぎを積極的に進め、早期に法人統合できるよう必要な作業を進める。
商業施設の賃貸事業は、基本的には民間で実施できる事業であること、保有施設の老朽化に伴う大規模修繕の必要性が見込まれることなどから、条件が整ったものから、順次、処分・譲渡を進める。
堺・泉北臨海地区の資産は、12年度をめどに処分。泉北泉ケ丘地区の市街地住宅ビルは第2駐車場ビルと合わせ12年度に売却。泉ケ丘センタービルと南専門店街ビルも、泉ケ丘第3・第4・第5駐車場ビルと合わせ、12年度に売却する。泉北ニュータウン内の近隣センターは12年度中に堺市に引き継ぐ。
千里北地区の地区センターの商業施設用地とセンタービルは、民間による活性化の観点から、財団の出資会社である千里北センターの在り方も含めて、14年度をめどに処分方法を検討。千里ニュータウン内の近隣センターは、地元市での管理が望ましいことから、早期に豊中市・吹田市への引き継ぎを進める。千里南地区の施設は吹田市との協定に基づく再整備スケジュールで処分。また、再整備事業の進捗に合わせ、店舗などの移転を進める。桃山台駅前商業施設と要員住宅については、UR都市機構との区分所有建物だが、民間による地区センターの活性化の観点から、早期処分に取り組む。
駐車場事業については、基本的には民間に早期に売却・譲渡していく。
千里南地区第13駐車場は、15年度をめどに売却。千里桃山台地区の第14駐車場は、16年度をめどに売却する。泉北泉ケ丘地区の駐車場はビルと合わせて売却。
北摂霊園事業は継続する。