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建通新聞社四国
2012/08/17

【愛媛】長大に予備設計委託 夜昼・大洲西道路

愛媛県八幡浜土木事務所は、地域高規格道路として計画している国道197号(仮称)夜昼・大洲西道路の予備設計を2013年2月末の完了予定で長大(松山市)に委託した。今後、簡易な環境アセスメントを年度内に外注し、13年度の事業認可を目指す。
 今回委託した内容は、延長8`の道路予備設計(2車線)とダイヤモンド型インターチェンジの予備設計3カ所(フルランプ型:北只・平野・郷)。
 (仮称)夜昼・大洲西道路は、大洲市北只〜八幡浜市郷を結ぶ約8`の地域高規格道路として計画。11年度に概略を設計し現在は、幅300b程度の余裕を持たせたおおむねのルート案が決まった段階。ルートとして北只〜郷をほぼ直線で結び、住宅街・公園・JRなどをコントロールポイントで避けた道路を計画している。道路構造規格は八幡浜道路と同規模の2車線・幅員9bを想定。区間内の構造物としては大洲西トンネルと夜昼トンネルの代替となるトンネル2本を想定。橋梁は現時点では想定していない。
 地元説明などを経て13年度に事業化されれば、同年度に実施レベルでの用地測量やトンネルなどの地質調査、用地買収、幅杭設置などに着手したい意向。完成すれば建設中の八幡浜道路・名坂道路と連結し、大洲北只〜八幡浜市保内町喜木までの延長約14`の大洲・八幡浜自動車道となる。
 なお、八幡浜市大平〜同保内町喜木間で建設中の名坂道路2・3`は12年度末供用する予定。八幡浜市郷〜大平間の八幡浜道路3・8`については、千丈トンネルの本体へ着手したばかりで今後、松柏トンネルへの着工(本体発注は15〜16年度ごろになる見通し)などを経て18〜22年度ごろの供用を目指して整備を進める。