自動車、ベアリング、建設機械部品などの鍛造、熱処理、機械加工を行う「アサヒフォージ」(名古屋市北区、朝日繁光社長)は8日、土岐市と企業立地協定を結んだ。
同社では土岐市久尻の工業団地「土岐アクアシルヴァ」の6万1728平方b(2区画分)に、2015年の一部稼働を目指して御嵩町にある岐阜工場を拡張移転する。
規模などは明らかにされていないが、13年度に工場レイアウト計画を作成して同年内に新工場建設に着工する。15年から移転を始め、17年には旧工場を取り壊して跡地を賃貸して活用する。
拡張移転に係わる総投資額は約25億円を見込んでいる。
市役所内で行った調印式は、片桐卓朗岐阜県東濃振興局長が立会人を務め、朝日社長と加藤靖也土岐市長が協定書に調印した。同社の朝日社長は「海外展開にともなう安定供給、バックアップ体制を確立させる」などと拡張移転の目的を話した。
提供:建通新聞社