建通新聞社
2012/08/16
【大阪】大阪府 9月府議会に債務負担 稲スポーツセンター、太陽光発電、災害廃棄物
大阪府は、9月府議会に稲スポーツセンターの整備費として、限度額4億2,900万円の債務負担行為(2013年度)を要求する。12年度末までに工事を発注する見通し。開設は14年3月を予定している。このほか、南部水みらいセンターで計画している太陽光発電施設や、災害廃棄物の受け入れに関する債務負担行為を要求する。
稲スポーツセンターの場所は、箕面市稲6−15−26。新体育館の建設を予定。規模は鉄骨造2階建て延べ約1,500u。施設内容は体育館、トイレ(身障者用含む)、更衣室、ロビー、会議室、事務室など。屋外整備を含む。第4四半期に建築と電気設備、機械設備を発注。13年度早々に着工し、10カ月の工期で施工する。
現在のスポーツセンターは、障害を持つ者の通所施設・箕面通勤寮との複合施設で、規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ3,346u。これを、子どものための施設に転用する予定。一方で、従来のスポーツ機能も必要なため、同一敷地内に新たなスポーツセンターを建設する。
基本・実施設計は浦野設計(大阪市中央区)が担当している。
南部水みらいセンター(泉南市りんくう南浜1)での太陽光発電事業には、債務負担行為として14億9,200万円の限度額を設定。期間は12年度から33年度まで。
約3万uの敷地や施設上部を活用して2メガワット程度の発電を見込む。事業方式は、リース方式が有力。公募により決定した事業者が太陽光パネルや設備を設置。これを府が借り受け、発電した電力を再生可能エネルギー全量買い取り制度の活用により電力会社に売る。
債務負担行為が確定すれば、早期にリース事業者を公募する見通し。
災害廃棄物広域処理対策事業は、12〜13年度で限度額25億7,520万円の債務負担行為を設定。2年間で18万tの災害廃棄物(岩手県から)の受け入れを想定しており、本年11月から14年3月までの期間で民間事業者との委託契約を締結する。