建通新聞社(神奈川)
2012/08/15
【神奈川】川崎市 市営久末・高石住宅を改築、基本計画を委託
川崎市は、市営久末住宅(高津区久末311)と高石住宅(麻生区高石4ノ22ノ2)の住棟の一部を建て替える。
両住宅とも建て替え対象の住棟工事を2工区に分割し、2期に分けて現地で建て替え、現住戸数を維持する方針。
計画によると、久末住宅は、住棟全12棟のうち、9〜12号棟の4棟を建て替える。既存住棟の規模はそれぞれ鉄筋コンクリート造4階建て、1棟24戸。1963年に完成した。
高石住宅は全10棟のうち、1・3号棟の2棟を建て替える。既存住棟の規模はそれぞれ鉄筋コンクリート造5階建て、1棟30戸。63年に完成。
市は、久末住宅の建て替え基本計画の策定業務を285万円で、高石住宅を264万円で多摩設計(川崎市川崎区)に委託した。納期はいずれも2013年2月28日。
同計画では、基本設計と住民の移転計画のほか、今回建て替える住棟の対象工区などをまとめる。
久末、高石住宅とも、工区分けしたうちの第一期は、13年度に実施設計を委託し、14年度に既存住棟の解体撤去に着手する。同年度内に新築工事を発注し、15〜17カ月程度の工期で15年度末までの完成を目指す。
第二期は、15年度に実施設計を委託。その後、第二期対象の居住者を第一期の新住棟に移転し、既存住棟の解体撤去に着手する。