名古屋市教育委員会は、瑞穂公園施設長寿命化計画策定調査を葵エンジニアリング(名古屋市中村区)に委託した。委託期間は2013年3月31日まで。計画策定業務を一般競争入札で13年度に発注する予定だ。
公園施設長寿命化計画は、国土交通省の都市公園安全安心対策緊急総合支援事業に基づき策定する計画。同事業は09年度に創設された。13年度以降(公園面積の多い名古屋市などは15年度以降)は、公園施設長寿命化計画に基づき適正に管理している施設しか補助が受けられなくなる。そこで同委員会は、瑞穂公園(瑞穂区萩山町ほか)の計画策定に向けた調査を進めている。
11年度には、予備調査として公園の施設をリストアップし、施設の製造者、設置年月、補修などの履歴、主要部材の素材、消耗材の有無などを調べた。業務は中央コンサルタンツ(名古屋市西区)が担当した。
今回委託した調査では、施設の健全度を把握し、▽劣化や損傷を未然に防止しながら長持ちさせるべき施設▽機能しなくなった段階で取り替える施設―に分類する。対象となる施設は公園敷地内の植栽を除くすべて。
今回の調査の結果を踏まえ、13年度には具体的な長寿命化の内容などを検討し、計画を策定する。計画の対象期間は13年度から22年度までの10年間とする予定。
瑞穂公園以外の公園については、緑政土木局が計画の策定を進めている。
提供:建通新聞社