ブロック玩具レゴのテーマパーク「LEGOLAND JAPAN」(レゴランドジャパン)の建設を名古屋港・金城ふ頭に計画しているGCDS JAPAN(東京都千代田区)は7月25日、環境影響評価方法書を名古屋市に提出した。方法書によると、アトラクションや施設などの施設の総床面積は約6万9380平方b。1期・2期の配置計画も示しており、これまで明らかになっていなかった施設の詳細が見えてきた。工事は2013年度にアトラクションや展示館を整備する1期区域から着手し、16年度に開業。21年度に2期区域を開業するスケジュールを明らかにしている。
レゴランドジャパンの建設予定地は港区金城ふ頭2ノ7の一部の面積約13f。1期区域は名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)の北側駐車場部分で、面積は約9f。2期区域は第一展示館部分で、面積は約4f。1期区域の総床面積は4万5200平方bを予定している。アトラクションのほかレゴ展示館やシアターなどを建設する計画だ。2期区域にはホテルなどの建設を計画しており、総床面積は約2万4180平方bとしている。
今回明らかとなった施設の概要では、1期区域にはアトラクション(1万8750平方b)、レゴ展示館(880平方b)、シアター(4600平方b)、飲食(4700平方b)、商業(3200平方b)、ゲーム(430平方b)、トイレ(1500平方b)、管理・サービス部門(1万1140平方b)の建設を計画している。
2期区域には、アトラクション(2000平方b)、遊具(760平方b)、飲食(500平方b)、商業(540平方b)、トイレ(720平方b)、管理・サービス部門(660平方b)、ホテル(1万3250平方b)を建設する予定だ。
建物の高さは30b以下だが、アトラクション施設のタワーの高さが約50bとなる。
駐車場は管理用として約20台分を設ける。来場者の駐車場は市がレゴランドの東側に整備する計画となっている。
工事は1期工事を13〜16年度、2期工事は19〜21年度で実施する予定だ。
同市は、6日から9月4日まで方法書を縦覧し、市民の意見を募集する。市民意見と審査会での有識者の意見を踏まえて、方法書の提出日から90日以内に市長が方法意見書を出す予定だ。
提供:建通新聞社