伊勢市は、「消防・防災センター新設設計」を内藤・佐々木特定設計業務共同企業体(代表・内藤建築事務所名古屋事務所、名古屋市中区)に委託した。鉄筋コンクリート造4階建て延べ4400平方b程度の免震構造施設などを建設するため基本設計と実施設計を行う。設計工期は2013年11月29日まで。
設計業務は13年5月31日までに実施設計を完成させる予定で、引き続き建築確認申請などを進める。14年度以降に工事発注する見通し。
防災公園として位置付けられている倉田山公園(楠部町)に消防本部庁舎を移転整備し、併せて防災センターを一体的に整備する。
施設計画によると、消防・防災センターの規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約4400平方b。車庫棟は鉄骨造2階建て延べ約1300平方b。消防・防災センターの主な施設内容は、通信司令室、仮眠室35室、食堂、浴室、多目的ホール、防災体験室、備蓄倉庫など。太陽光発電設備、自家発電設備、自家給油所や飲料水兼用耐震性貯水槽の検討などを行う。
既設の消防本部庁舎の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1288平方b。1971年の建設。既設庁舎は、雨漏りの発生や車庫、会議室、倉庫などのスペース不足が問題となっている。
所在地は伊勢市神田久志本町1436ノ1。
提供:建通新聞社