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　大阪府は、水と光のまちづくり推進事業の「中之島ゲートエリア（仮称）」活性化計画の策定で、公募プロポーザルを行い、ハートビートプラン・Ｅ−ＤＥＳＩＧＮ共同企業体（以下、ハートビートＪＶで表記）を最優秀提案事業者に特定した。また、「川・水辺・まちの回遊性向上に向けた調査・検討」の公募プロポでは提案者がハートビートプラン（大阪市北区）の１者のみ。基準以上の評価点を獲得し、最優秀提案事業者となった。
　活性化計画のプロポーザルにはハートビートＪＶと安井建築設計事務所が参加。ハートビートＪＶの提案は、品質点66.5点、価格点10点（提案金額945万円）で、76.5点（100点満点）の最高評価点を獲得した。
　提案は、「地域資源を十分に分析し、現状を踏まえた上で、エリアマネジメントの可能性も検討され、全体的にバランスの取れた提案」と評価された。
　委託業務では、中之島の西側に当たる中之島ゲートエリア（仮称）を水都大阪にふさわしいシンボル空間とするため、周辺地域のポテンシャルの発掘やニーズなどを踏まえた活性化計画を作成。府のパートナーとして、計画内容の具体化に向けたコーディネート役を担う。
　中之島ゲートエリア（仮称）は中之島西側の水辺空間で、堂島川、土佐堀川、安治川、木津川の結節点に当たる剣先を中心とし、川沿いと周辺をまちを含んだエリア（大阪市北区ほか）。活性化計画に盛り込む内容は、�@剣先のシンボル化と橋梁改築�A左岸隣接地のにぎわいづくり�B水辺とまちのアクセス性の向上−など。社会実験も予定している。契約期間は2013年３月25日まで。
　回遊性向上調査では、ハートビートプランの提案が品質点70.8点、価格点10点（提案金額798万5,600円）で、80.8点（100点満点）の評価点を獲得。「現状を踏まえ、将来を展望した提案。特に、小型船事業や船着場運営については、陸側の魅力とつなげる独自の視点なども含み、具体的」と評価された。
　委託業務では、舟運全体の現状を把握し、課題を整理。�@小型船の課題解決に向けた既存船着場の更なる利活用策�A小型船の係留施設や船寄せ場の整備・運営の在り方、回遊の仕掛け・魅力づくり−を検討し、社会実験を実施した上で、実現性が高い事業プランを立案する。契約期間は2013年３月25日まで。