建通新聞社四国
2012/07/31
【徳島】8月後半にも公告 ポカリスタジアム耐震改修等
徳島県は、鳴門総合運動公園整備事業で2012年度に「陸上競技場(ポカリスエットスタジアム)のバックスタンド耐震改修」などに着手する計画でいるが、工事を既設の解体、下部新築工事1〜3工区(大屋根を除く)に分けて早ければ8月後半にも公告する考えでいる。
バックスタンドの耐震改修は、現在のバックスタンド部分(芝生席)に鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ約6400平方bを2カ年かけて建設する。内部には、1階両サイドにトレーニングルーム、2階に売店、トイレ、スタンド階となる3階には6000席程度の固定席を設け、大屋根(鉄骨造、膜構造)を設置する計画。設計は梓設計大阪支社(大阪市北区)が担当している。
今のところ先行して既設の解体(詳細はまだ確定していない)をとび・土工・コンクリート工事として、工期約3カ月(設計金額8500万円程度、総合評価落札方式の一般競争入札)のボリュームで先行して入札し着手するほか、バックスタンドの建設については、大屋根部分を除く下部新築工事(工種は建築一式工事)として1〜3工区の工区割りで発注(総合評価落札方式の一般競争入札)することにしている。工期は15カ月、設計金額は1工区が4億円、2工区が5億円、3工区が4億円程度を見込む。
切迫する東海・東南海・南海の三連動地震に備えるため、防災拠点施設として位置付ける同運動公園の耐震改修などを図るもの。計画では、ポカリスエットスタジアムのバックスタントについて耐震改修などを行い、一時避難場所の確保と支援物資の集積場を確保するほか、防災施設の整備として太陽光発電式LED照明灯を整備(12年度3カ所程度)する。
所在地は鳴門市撫養町立岩字四枚。