中部電力(名古屋市東区東新町1)は、愛知県飛島村の西名古屋火力発電所に230万`hクラスの発電設備(7号系列)を建設する。着工は2013年12月を想定。17〜18年の完成を目指している。施工者は時期をみて、指名競争入札で選定する見通し。
西名古屋火力発電所の7号系列建設は、既存の石油火力発電設備1〜4号を廃止(旧5、6号機もすでに廃止済み)して、最新鋭の発電設備にリフレッシュする計画。新設備は液化天然ガス(LNG)を燃料に使用し、高効率コンバインドサイクル発電方式を採用している。最大出力231万6000`h。設備構成は多軸式で、出力115万8000`h(ガスタービン3台と蒸気タービン1台)の発電設備2基を整備する。
使用開始時期は、7号系列1号機が17年9月を、7号系列2号機が18年3月を予定している。
西名古屋火力発電所の所在地は海部郡飛島村東浜3ノ5。
同社は、24日に7号系列の仕様決定と奥矢作第一発電所など水力発電所の最大出力変更に伴い、電力供給計画の変更を経済産業大臣に届け出た。
提供:建通新聞社