建通新聞社(神奈川)
2012/07/27
【神奈川】 川崎市 平間配水所の再構築基本設計を公告
川崎市は、平間配水所(中原区上平間1668)の施設のダウンサイジングと、災害発生時のバックアップの面から調整池とポンプ施設を現状に合った適切な規模に更新するとともに、浄水場との連絡管や送水管の新設の必要性を検討する。このほど、再構築に向けた基本設計の一般競争入札を公告した。市の入札参加有資格業者名簿の業種「建設コンサルタント」、希望種目「上水道及び工業用水道部門」に登載されている事業者のうち、業務実績があることなどが条件。地域要件は設けない。7月31日まで入札参加申し込みを受け付ける。設計納期は2013年2月28日。
既存の施設は、容量3000立方bの調整池が2池と、5000立方bが1池。ポンプは1日の送水能力3万立方bのものが5台、15万5000立方bが1台。
13年度に詳細設計を別途委託し、13〜14年度の2カ年程度で工事を実施する計画。
同配水所の再構築では、ダウンサイジングで発生する余剰地の活用方法を検討しており、12年度内に土地利用方針をまとめる。敷地の一部は民間事業者に駐車場として貸し付けているほか、約6500平方bを自転車保管所として使用している。また、上下水道局平間公舎は耐用年数が近づいているため、14年度に廃止することが決まっている。
同浄水場は工業用水専門の配水場で、臨海部に立地する企業に送水している。09年時点の送水能力は1日8万dだったが、企業との契約水量の減少などにより、10年4月に4万dに変更した。