建通新聞社四国
2012/07/27
【香川】基本設計を下期外注 斯道学園改築
香川県子育て支援課は、斯道学園改築の基本設計を下半期に外注する。概略規模や施設機能などの基本計画を策定しており、まとまり次第、外注作業に入る。基本設計委託費として2012年度予算に1900万円を計上している。15年度末までの新施設整備を目指す。
現施設は老朽化が著しいうえ、狭隘化しており、耐震化不足も懸念されている。
児童自立支援施設の斯道学園は1967年設立。
現有施設は高松市西宝町の約1万5000平方bの敷地に教室、宿舎、運動場、講堂などがあり、築50年近くが経過している。
既存施設規模は本館が鉄筋コンクリート造3階建て延べ793平方b(事務室、教室など)。男子寮がコンクリートブロック造平屋213平方b(居室、食堂、浴室など)。女子寮がコンクリートブロック造平屋232平方b(居室、食堂、浴室など)。入所可能人数は30人。
改築に伴い、施設規模は今後の児童数増加にも対応できるように、また機能面の充実も図られる。
斯道学園(児童自立支援施設)は、非行などの問題行動を抱える子供たちや家庭環境その他環境上の理由により生活指導などを要する児童を入所させたり、保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とした施設。入所者の大半は小・中学生が占める。
場所は高松市西宝町2−6−9。