外資系会員制倉庫型量販店コストコの日本法人コストコホールセールジャパン(川崎市川崎区池上新町3ノ1ノ4、ケン・テリオ代表取締役)は23日、愛知県企業庁と中部臨空都市空港対岸部(常滑市)への進出に関わる基本協定を締結した。同社の中部地方への出店は常滑市が初。今後、諸手続きと調査を進め、年内には事業用借地権設定契約を締結する。2013年春の着工、同年中の開業を予定している。
同社が出店を予定しているのは、常滑市りんくう町1の中部臨空都市空港対岸部G−1−@区画。区画面積は約6f。先行する店舗の整備事例から、複数階で相当台数の駐車場を持つ、大型商業施設を整備することになりそうだ。
コストコは、世界に600店を超える店舗を出店する会員制ディスカウントストア。国内では関東や関西のほか、福岡県久山町、札幌市など13店を運営している。
今回、出店を計画している区画の北側では、東京かねふく(東京都中央区)がめんたいこの加工工場と直販所を併せた「めんたいパークとこなめ」を建設中。同じく南側の区画には、イオンモール(千葉市)が14年春を目標に大型商業施設の整備を計画している。このほか、イオンモール出店予定地の東側でも県企業庁が非日常型商業施設の事業提案を募集中。りんくう常滑駅の南側では名古屋トヨペット(名古屋市熱田区)がマリーナを整備しており、中部国際空港対岸部への企業進出が相次いでいる。
提供:建通新聞社